神様がくれた休日~真話か偽話か空耳か~

フィクションともノンフィクションともつかない一人話を 時には まじない交え思いつくままツラツラと・・

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Posted by 空耳ロバ on

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◆竹の花1

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100年に一度しか咲かない花がある。
一生見ることが出来ない花がある。
それは不吉な花かもしれない。
とてもラッキーな花かもしれない。
吉と凶、貴方はどちらだと思いますか・・・・


「早くしなさーい。もう行くわよぉ~」

『はーい。ちょっと待って。』

「何してるの?まだ?」

『うん。ちょっと探し物を・・でもいい。帰ってきてから探すよ。』

「宿題は持った?」

『うん。大丈夫』


おばあさんの家は田園風景の広がる長閑な田舎町だ。
小児喘息を持っていた私は夏休みの間、おばあさんの家で過ごすことになっていた。

おばあさんの家は畑に囲まれた少し高台にある。
広い土間があり、土壁に覆われた天井の高い古民家のような家には、真夏の暑さなど無縁だ。
母は3日ほど居て私を残し、先に帰った。

やったぁー!!これから自由な時間の始まりだ!!!
とばかりに口うるさい母の帰ったおばあさんの家では、私が主役だ。

母の弟であるおじさん、おばさん、そしておばあさんは、私にはとても優しい。
私の喘息を気遣い、土いじりは喘息に悪いからと忙しい農家の仕事も手伝いはしなくて良いという。
多少の悪戯も大目に見てくれる。
私にとって、お婆さんの家はまさに天国だった。

夏休みも残り10日程になったある日のこと。。

私はいつものように裏山に行った。
山と言ってもそれ程の高さはない、丘より少し高い程度の平坦な部分の多い山だ。
そこには竹薮がある。

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私が此処へ来てからその竹薮であるものをこしらえていた。
竹と竹を交差させた竹のトンネルで一種の隠れ家的な秘密基地を作っていたのだ。

『もうすぐ完成だ。』

チリリン、チリリーン

?どこかで風鈴の音がする。

それはもうすぐ完成する竹の秘密基地トンネルの先のほうから聞こえてくる。
チリリーン、チリーン・・・・
涼しげな音の余韻に引き込まれるように私は奥へ入っていった。

竹の秘密基地を抜けると、一軒の古ぼけた小さな家のような納屋が建っていた。

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軒下の明り取りの窓に風鈴が吊るしてある。

『ああ、この風鈴だったんだ。おじさんはここに農機を置いているんだな。
こんないいところがあったのか、、もっと早く気がつけばよかったな。』

子どもだった私は本物の秘密基地を見つけたような嬉しさがこみ上げてきた。
すぐさま駈け寄り、納屋の引き戸を開けた。


--------------------- ごめんなさい。また あとで ---------------------

《 お ま け 》

今日、都内上空で、西の空から東の空にかけて空いっぱいの雲海が見えました。

          西                           東

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                    アップで・・・
       CAQRJKBP.jpg

因みに、これはしょぼい携帯カメラで撮影したものです。望遠も何も使用していません。
これだけ低い位置にこれほどはっきり見えるのも珍しいのでUPしてみました。
皆様はご覧になりましたか?
なんだか少し怖いくらい綺麗でした。


(も一つ おまけ)

前回記事にしました「人生の勝ち負けは最後に決まる。それを決めるのは自分だ。」って記事。
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者の会社が破産したそうです。
もっとも計画倒産のようですが、、、
勝ち組に入っていたかのように見えた金持ち父さんですが、人生、最後までわかりませんね。


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◆竹の花2

Posted by 空耳ロバ on   0 comments

----------------------- 竹の花1の つづき 2 ------デス--------------------


夏休みの間、おばあさんの家で過ごしていた私名毎日のように、小高い裏山の竹薮に自分だけの秘密基地を作りに行っていた。
夏休みも残り10日程になったある日、竹薮の中から風鈴の音が聞こえ、その音を辿り奥へ入って行くとそこには小さな小屋のような納屋があった。
特別な秘密基地を見つけた気になり嬉しくなった私は納屋の戸を開けた。

               dia.jpg


ぎぃー・・・

『くぅらぁあ!!!人の家を黙って開ける奴がおるかぁ!!!』

「わぁあーごめんさーい。」
慌てて逃げようとする私は真後ろで叫んでいる老人とぶつかった。

「ごめんなさい、ごめんなさい。」

『あはははは・・驚かしてすまなかったな。』

「ここはおじいさんの家?」

『そうだ。坊主、中へ入れ。』

??どこのおじいさん?ここはおばあさんの山なのに?

竹林の番人として古くからこの山を管理していると言うおじいさんと出合った私は納屋の中へ案内された。
納屋の中は真夏だと言うのに、肌寒く感じるほど冷んやりとしていた。

『まあ座れ。』

おじいさんは木の幹を椅子代わりに私にそこへ座るように言った。

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私は腰を下ろした位置から見る明り取りの外の風景は、竹の葉に乗ってくる風と風鈴の音が冷んやりとした納屋の中に一層の涼しさを送ってくる。
お世辞にも綺麗とは言いがたいが、レトロ感あふれる納屋の中はどこか安心する空気に包まれている。
そして、なにより、子供だった私にとっては見るもの全てが宝の山だった。

       「これなあに?」
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『これは火鉢じゃ、熱いから気をつけるんだよ。」


「これは使えるの?」ranp.gif

『ああ、夜になったら火を入れる。
これこれ、そんなに触ってはダメだぞ、壊れてしまったら大変だ。
それより、坊主、せっかく竹林に来たんだ。竹馬や竹とんぼでもやってみないか。』

「竹馬?竹とんぼ?やったことないよ。竹馬なんて見たこともない。」

『なんだぁ、しょうがないな・・じゃあ作ってみるか?』

「作るの?買うもんでしょ?」

『都会っ子は作り方も知らないのか。。よし、じいさんが教えてやろう。』

それから残り少ない数日、私は朝早くからおにぎりを持っては竹林に夕方まで居ることが多くなった。
山番のおじいさんから教わり竹馬や竹とんぼを作った。

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『わははははは・・なんだ、ダメだなぁ坊主。』
「だって、難しいよ。あはははは・・・」
初めて乗る竹馬はかなりの平衡感覚が必要で、小児喘息のため、あまり運動をしていない私にはかなり難しかった。

『こつじゃよ、コツ。それと、運動靴や靴下を履いたままでは竹馬は乗れんぞ。素足で乗るんじゃよ。
ほれ、こうして。』

「わぁ、おじいさん凄い!
よし、もう一回、よッ・・と。
あっ!歩けた。歩ける歩ける、見て、おじいさん。」

「あ・・おじいさん、大丈夫?」
咳き込んでいたおじいさんに私は声をかけ、背中をさすった。

『ああ、大丈夫。喘息があってな。。』

「喘息?じゃあ僕と一緒だ。」

『そうか。本当は喘息には空気の綺麗なところが一番なんだがな・・
都会じゃそうもいかんのじゃろ。』

「おじいさんはいつからここで竹薮の番人をしているの?」

『若い時は都会にも居たが、喘息が酷くなってな、40歳くらいからかの。
もしも坊主が来る時があるなら、もっと早くに来なさいよ。少しはよくなるぞ。』

「うん。おじいさん、竹とんぼ飛ばしてくる。」

『ああ、あまり遠くに行かんようにな。』

「うん、ここで飛ばすよ。」

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自分で作った初めての竹とんぼは面白いように飛んだ。

「次はもっと遠くだ。えいっ!!
・・・・あっ!!」

あまりに遠くへ飛ばしすぎたのか、竹とんぼは竹林の薮の中へ飛んでしまった。
竹とんぼを拾いに藪の中へ入っていくと、面白い物を見つけた。
どうやら、勢いよく飛んだ竹とんぼで細い枝を落としてしまったらしい。
私はその珍しい枝を手に、おじいさんの納屋へ戻った。

「ねぇ、おじいさん、ほら、見てこれ・・・珍しいものを見つけたよ。」

私の持ち帰った枝を見るやいなや、おじいさんは
『おおおお・・・こ れ は・・えらいことだ。えらいことになったぞ。
坊主、じいさんは出かけるから、家に戻りなさい。』と、血相を変え出て行った。


----------------- 長くなりそうなのでつづくにしました。ごめんなさい。-------------


次回、最終話にします。

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嬉しゅうございます。
よろしくお願いいたします。

今週も、良いこと素敵なことがたくさんありますように・・・・

◆竹の花3 最終話

Posted by 空耳ロバ on   1 comments

---------------------- 竹の花2 の つづき 3 最終話------デス-----------------


勢いよく飛ばした竹とんぼで折ってしまったらしい竹の枝先に咲く珍しい花のような物を見つけ、おじいさんに見せた。
おじいさんはその枝を見た途端、血相を変えて出て行った。

一人、納屋に残った私は、家に帰っているよう言われたものの、竹とんぼが折ってしまった竹の枝を見たときのおじいさんの慌てようが気になり、
そんなに遅くはならないだろうとおじいさんの帰りを待っていた。

納屋の中は子供だった私にとっては大きな宝箱のようだった。
見たことのない道具や、これは囲炉裏に使っていたのだろうか、鉄で出来た魚の形をした吊るし棒、古備前の器やどう見ても年代物のクワ、見る物全てが古くて新しい発見のように楽しかった。
宝探しに夢中になっているうちにすっかりと日が暮れてしまった。
明り取りの窓から三日月が薄っすらと弱い光を照らしている。

           007702_convert_20121015222335.jpg

「おじいさん、まだかな・・・」

ぎぃー・・・

おじいさんが戻ってきた。

『なんだ、坊主、まだいたのか。』

「うん、おじいさんが心配で帰ってくるまで待ってたんだ。」

『こんなに暗くなるまで、、さぞや怖かっただろう。今、明かりを点けるからな。』

                lamp_convert_20121015230243.jpg

「わぁ、ホントに点くんだね、凄いや!!」

『あははは・・坊主、ランプがそんなに珍しいか?』

「うん、だって点いてるの見たことないもの。
あっ、おじいさん、さっきの珍しい枝、あれは何だったの?」

『ああ、これか?』

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               (写真はお借りしたもの)             

『これはな、竹の花だ。この辺りの竹には100年に一度しか咲かない不吉な花と言われているんだよ。』

「不吉? 100年に一度しか咲かないなら、大吉の花じゃないか。」

『ははは・・珍しいからな、そうともとれるか。。
だがのう、竹に花が咲くと言うことは、竹の寿命がきたということなんだよ。
竹は土の下の根っこで全て繋がっているから、花をつけた竹の株は一斉に枯れてしまう。
枯れると、しばらく筍は採れない、農家の人は困るだろう。
それでも竹の寿命なのだからどうしようもない、だから不吉な花と言われているんだ。
さっ、坊主、そろそろ家へ帰らないと皆、心配しているぞ。』
(竹の寿命はモウソウチクで67年周期、そのほか概ね120年周期と言われています)

おじいさんはランプを手に立ち上がった。

「あ・・・・」
  
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いつもは置いてあるランプの陰で見えなかったが、ランプを持ち上げたそこには、私がおばあさんの家に行く寸前まで探していた小さなアンモナイトの化石があった。

「おーい、徹。」
「とおるくーん」
「トオル~、徹。」

夜の竹


私は、私の名前を呼ぶ声にハッとした。

「とおる。。。心配したよ、こんなに暗くなるまで。ここで寝ていたのか。」
「あらあら、ここで眠っちゃったのね、ああでも良かったわ。さ、帰りましょ・・」

『あのね、ここにおじいさんがいて、、アンモナイトが・・・。』

「あははは。まだ寝ぼけてるんか?」

私は辺りを見回した。
納屋などどこにもない。
あれは夢?だったのか?

翌朝、私は東京へ帰る支度をしていた。

「大変じゃー!!竹林が!!!!」
朝の見回りを終えたおじさんが慌てた様子で戻ってきた。

「竹林がどうしたん?」

「竹が、竹が、、、竹が花つけとる。竹の花が咲いた。」

おばあさんやおじさん、おばさん、そして、私も外へ飛び出した。

裏山の青い竹林は、真っ白に変わっていた。

「とうとう寿命がきなさったな・・」一言、おばあさんが言った。


東京へ戻る新幹線の中、ベストのポケットで何かが当たった。
ポケットにはおじいさんと作った竹とんぼの羽が入っていた。


・・・・竹の花が咲くと不吉なことが起こると言われているが、あの時も結局、何もなかったな。。

喘息の発作で横になっているベッドの中、私は静かに日記帳を閉じた。


『具合はどうじゃ?』

「あ、神様、久しぶりじゃないですか。」

『どうっだったかの?未来の自分の姿は?』


------------------------- お し ま い ---------------------------


週明けからUPがこんなに遅い時間になってしまいました。

明日・・というか、今日も良い日でありますように・・・・

金運UPパーツと言うものを貼り付けてみました。
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